肩凝りってなんだろうか
こんにちは。
院長の塚本です。
今日も市場調査と称して他の整骨院・接骨院のウェブ探索を行っております。
これも仕事の一環ですから。どんな事書いてんのかなっていう。。。
まぁ、そこで見てると多いんですよね。
肩凝り
このワードです。
やはり皆が悩むものなのでしょう。
皆さんの思う肩こりのメカニズムも(・_・D フムフム
と眺めているのですが、なんだか同じ考えの方は少ない。
という事で今回は私の考える肩凝りを書いてみましょう。
私の思う肩凝り
さて、私が考える肩こり、ですが
肩こりが発生する場合は長時間の細かい作業で生じる形がほとんどですよね。
ではこの時、その張った筋の中身はどうなっているのでしょうか。
色々有りますが、今回は僧帽筋という筋肉を対象に考えます。
細かい作業という事で今回は手編みのセーターを作ってると仮定してみましょうか。
僧帽筋は走行状、頭部と腕の重さに対して引き上げるように働きます。
するとその作業を繰り返して行っている時には常に一定の力が入り続ける状態になります。
つまり、そこまで意識はせずともずーっと力が入っている状態になる訳です。
筋というのは力を入れる際にATP(アデノシン三リン酸)というエネルギーを使います。
という事は作業をするには常にATPを産生して筋に補給しなければなりません。
しかし問題があります。
ATP産生には基本3つのルートがあります。
- 解糖系
- クエン酸回路
- 電子伝達系
以上の3つのルートがあります。
しかし、筋が発揮する力、負荷が60%辺りを超えると解糖系のみのルートでのATP産生となってしまいます。
この辺は文献により様々ですが、まぁこの辺りの数値でしょう。
では、これの何がまずいのか。
こっからは化学のお時間です。
解糖系というのは、ATPを産生する際に乳酸を生み出します。
この乳酸は安静時であると酵素によってピルビン酸に還元されるのです。

さて、ではこの乳酸の化学構造式を見てみましょう。
化学構造式
乳酸:CH₃‐CH(OH)‐COOH
構造式から読み取れる情報として
・カルボキシ基(‐COOH)
・ヒドロキシ基(‐OH)
という2つの官能基を持つ物質です。
ヒドロキシ基(‐OH)はアルコキシドの電荷が局在し、共鳴安定化を受けないため弱酸性となります。
まぁ、こいつはそんなに気にしなくていいのですが問題はカルボキシル基( ‐COOH )です。
カルボキシル基は共役塩基の共鳴安定化と強い電子求引効果によって規定されるので強い酸性を示します。
ちょっと専門的で難しいですよね。
とりあえず乳酸は酸性なんです。
乳酸菌でイメージしてください。ヨーグルトって酸っぱいでしょ?
酸っぱいは酸性なんですよ。(雑)
さて、そんな乳酸が溜まり続けるとどうなるでしょうか。
筋肉とはタンパク質の塊です。
乳酸はカルボキシル基の影響にて溶液中にH⁺を放出しますね。
すると筋内のphは酸性に傾いていきます。
phが高まる。H⁺濃度が上昇するとどうなるでしょうか。
まず、酵素が動きを止めます。
乳酸が産生されるのに代謝する酵素がうごけない環境が出来ます。
すると筋内では正常な代謝反応が出来なくなります。
この辺はややこしいですが、人間の細胞レベルの活動はイオンや電荷の濃度勾配を利用した輸送が数多く行われています。
あれですね。H⁺のCl⁻の記号の部分が持つ電気的な力を使ったり、物質が濃い方から薄い方へ移動する力とかその辺です。
これらの勾配が崩れると代謝反応は正常に機能しません。
するとどんどん筋肉は酸性に傾きます。
局部でのアシドーシスという酸性に傾いた状態が発生します。
筋肉はタンパク質です。
この酸性の変化がタンパク凝固とまではいきませんが、正常な活動を妨げるのは事実。
すると、組織の粘性の変化や筋構造内のコンフォメーションの変化が生じます。
これらが筋が張るという状況を作り出す。と私は考えます。
これが細かい作業をした際に生じる筋緊張の大まかな仕組みですね。
それを踏まえて
だいぶ省いた説明なので分かりにくいですかね…?
そんな感じでこういった事も肩こりの発生要因となるのですが、、、
それを踏まえたうえで思います。
筋組織の内部に問題があるのにエクササイズで改善するんですかね。伸ばして改善するんですかね。
とにかく乳酸を代謝しようと思うと、筋組織内に酸素を送り込む事が優先されると思います。
運動も一手ですが、即自的な改善にはならないかと。
日常的に運動を始めた方が血行環境が構築され肩こりが軽減する事はあると思いますが。
ですが、それを無視して急に動かしたとて、吊るリスクのが高いような…
改善する可能性もありますけどね。
そしてストレッチ。
粘弾性の低下した筋の力が入りきってる組織にストレッチ…
治る可能性はあるでしょうが、千切れそうな気がしなくもないです。
僕はビビりなので、こういったリスクがあれば避けたい人間です。笑
ましてや僕の手で壊すというリスクはもっと避けたいですね…
私はどうするか
私は肩こりの施術は治療機器に頼る事がおおいです。
一応手技もしますが、長時間揉むといった行為はしません。
硬くなってるのをゴリゴリしてたら筋肉切れちゃいますしね。
繰り返してたらコブになっちゃいます。
そんな施術ばっかしてますが、かなり即自的に肩こり症状の緩和はできるケースが多いです。
ですが、持続性を問われると施術だけでは元に戻る可能性のが高いよ?と伝えます。
その方の生活背景の変化がないと厳しいですからね。
その為に日常的な運動やエクササイズはお伝えします。
どこに行っても治らない。
そんな方は一度ご連絡ください。

