7月の休診日は、1日、5日、8日、15日、20日、22日、31日となります。

BCAAとEAA

BCAAとEAA

こないだ患者さんから質問がありました。

「BCAAとかEAAって何なの?」

かなり細かいとこまで栄養の勉強をされているんだなァ…

と感心しました。

確かに今こういったものが配合されたものって多いですからね。

細かくも大胆に言おうではないか。

大前提として

人間の身体は大部分が水ですね。
ではその次に多いモノは何でしょうか?

正解は「タンパク質」です。

ではそのタンパク質って何で出来てるでしょう??

「アミノ酸」なんですよ。

筋肉も皮膚も内臓も神経も、そして骨の土台となる部分もタンパク質が関わる。

言い換えれば、組織はすべてアミノ酸からできている訳なんですよね。

ほんほん?

BCAAやEAAはこのアミノ酸を何種類か含めたものですね。

つまるとこ、いくつかのアミノ酸の集合体って感じかな?

世の中には膨大なアミノ酸がありますが
人間の身体を構成するタンパク質は20種類のアミノ酸で構築されている。

ややこしいですが羅列しましょう。

  • ロイシン(Leu)
  • イソロイシン(Ile)
  • バリン(Val)
  • リシン(Lys)
  • メチオニン(Met)
  • フェニルアラニン(Phe)
  • トリプトファン(Trp)
  • スレオニン(Thr)
  • ヒスチジン(His)
  • アラニン(Ala)
  • アスパラギン(Asn)
  • アスパラギン酸(Asp)
  • グルタミン(Gln)
  • グルタミン酸(Glu)
  • グリシン(Gly)
  • プロリン(Pro)
  • セリン(Ser)
  • システイン(Cys)
  • チロシン(Tyr)
  • アルギニン(Arg)

カタカナばっかだとややこしいのは分かる。

まぁ、こんだけのアミノ酸が身体を作ってるんだ。
くらいでいいですね。

これが色んな形でカテゴライズされます。
ややこしいですが、基礎だけ語ろうか。

良い図を作ってた

他サイトでお勉強コラムを発信してる時に画像作ってました。
かなり医療関係者向けの画像ですが、共有しましょう。

アミノ酸のざっくりとした特徴ですね。
作っとくと便利なもんですわ。

ほなBCAAとEAAは?

先程はアミノ酸の集合体と表現しましたが
どのアミノ酸が集まってまんの?ってのがこれらの違い。

これはアミノ酸をどう分類した?って視点で見ると分かりやすいかも。

BCAAは代謝分類での区分け
EAAは栄養分類の区分けでで見るといいかな。

BCAA

Branched-Chain Amino Acids(分岐鎖アミノ酸)
の頭文字とった感じですね。

さっきの図でいえば、側鎖の先っぽが分岐してるモノです。
うむ。ややこしいので考えなくていいや。

とりあえず3つのアミノ酸です。

ロイシン(Leu)
イソロイシン(Ile)
バリン(Val)

の3つですね。

多くのアミノ酸は肝臓で処理されます。
しかし、BCAAの3つのアミノ酸。

こやつらは筋肉のエネルギー作る回路に組み込むことが可能。

つまるとこ
肝臓経由しなくても筋のエネルギーとして代謝経路に組み込むことができる。

だから筋に良いもんだぜ!!と主張してる訳。

EAA

アミノ酸って体内で作れるものと作れないものがあります。

作れないものは食事で摂るしかありません。

このように食事で摂らなきゃいけないアミノ酸を

必須アミノ酸

摂らんくても材料あれば体内で作れるものを

非必須アミノ酸

って区別します。

一応分かりやすくしようか

必須アミノ酸
・ロイシン(Leu)
・イソロイシン(Ile)
・バリン(Val)
・リシン(Lys)
・メチオニン(Met)
・フェニルアラニン(Phe)
・トリプトファン(Trp)
・スレオニン(Thr)
・ヒスチジン(His)


非必須アミノ酸
・アラニン(Ala)
・アスパラギン(Asn)
・アスパラギン酸(Asp)
・グルタミン(Gln)
・グルタミン酸(Glu)
・グリシン(Gly)
・プロリン(Pro)
・セリン(Ser)
・システイン(Cys)
・チロシン(Tyr)
・アルギニン(Arg)

うむ。ややこしい。

まぁこの必須アミノ酸9つをまとめてEAAっていう訳です。
Essential Amino Acids(必須アミノ酸)の頭文字とってる。

だからそれを含有してるおいらはすげぇんだぜ!って主張なんだろう。

ほなええもんっちゅうことか!!

結論を急いじゃいけんよ。

確かに自分の食生活や背景を考えて摂取するのは良いと思う。

ただ、闇雲に良いモノとして摂取すると危険だぜ。

なぜかって?

頼りすぎによる危険性

機能的な側面

生きるためには食わなきゃならん。

そして食べたものを分解して、小さくする。
それをそのまま使ったり、もっかい構築して使えるものにしたり。
そこには酵素がいたり、菌がいたりね。

そういった反応が身体の中では常に起こり続けています。

人間の身体って不思議なもんで、サボると機能が衰えます。
使いすぎたら使いすぎてで不調をきたしたりします。

まぁ分かりやすく言えば筋肉ですね。

使わない筋肉は衰えて小さくなるでしょ?
使いすぎた筋肉は筋肉痛なったりするでしょ?

絶対って訳ではないですが、このアミノ酸ぶち込み案件というのは
消化→分解→再構築のフェーズにおける分解工程を多少すっ飛ばしてる訳です。

極論ですが、それに頼りっきりになる時点で分解能力は低下する可能性ってあるんじゃね?とは考えます。

過剰な側面

こういったのって量摂ればいい!!
って考えがちです。

アミノ酸って体内でためる事出来ないんですよ。
だから過剰に摂取されたアミノ酸は形を変えます。

脂肪に置き換えられえるんですよね…

しかもその代謝中にはアンモニアも発生する。
このアンモニアって体内では毒素になります。

そのままじゃいけん!!

って事で肝臓で処理されます。
毒を無毒化するんですね。
肝臓が解毒作用といわれるのはこういった面もあります。

そして最後は腎臓でろ過されて、尿として排出されてく。

そうなんです。過剰の場合って

余った場合脂肪として蓄えられる

分解中にアンモニア発生

このようになる訳ですね。

肝臓と腎臓はフル稼働って訳だ。

もう一つの危険性

人間の身体って細胞の塊です。
なんか中学の時やったでしょ?
細胞には核やミトコンドリアや小胞体やら…

そんなこんなで細胞内小器官というものがあるとか。

その中でアミノ酸含め物質がこねくり回されるというサイクルがある訳です。

そして面白いことにこの物質は細胞間や細胞内小器官内で受け渡しという行為があるんです。

まぁバイク宅配便と高速道路とICの関係みたいな感じかな?

ある物質は特定の配達員がICをくぐって高速道路に乗り、受け渡す。みたいな。

しかしこのアミノ酸が過剰になると配達員はオーバーワークになります。

実際はアミノ酸以外のものも運べたのですが、アミノ酸が過剰すぎて他のものが運べなくなる。

するとあら不思議。
メンタルの不調や睡眠障害の発生リスクが出てきたりするんですよね。

用法容量は守れって事

今の話は結構な極論です。

摂りすぎてる場合や摂取をそこに依存してる場合って話ですね。

そもそも必要なアミノ酸たちですからね。
摂らなきゃならんのは事実。

でも、頼りすぎるなよ?って話なんです。

まずは食事!!

自分の背景あった食事をする事!!
その上で必要なモノを見極める事!!!

これが大事です。

そんでサプリ系は使ってもいいが、用法用量は守れよ!!!

そんな話でした。

ブログカテゴリー

アーカイブ