オスグッド病
夏休みですね。
日中に院前を通る姿に子供が増えています。
「いいなぁ」と思う反面、大人になった今
30連休とかあってもうまく使えないだろうなぁ。という心があります。
実家に3日もいたら飽きちゃいます。
月日とは不思議なもんです。
これが大人になるって事なのか。
さて、ほんじゃ今日はそんな子供に多いオスグッド病について話しましょうか。
オスグッド病とは
小中学生男子に多いとされる膝の痛みですね。
使いすぎ(オーバーユース)による成長期スポーツ障害の代表といっても過言ではない。
なんか、男の子の膝下が出っ張るの見たことあります?
あれ、オスグッド病の名残だったりすることもしばしば。
病状の内容は画像を確認したほうが分かりやすいですね。

ジャンプやダッシュといった激しい動きの繰り返しにより
大腿四頭筋という筋肉が動きます。
すると、脛骨粗面という部分に引っ張られる負荷が加わります。
するとその脛骨粗面に炎症がでたり
めくれるように痛めちゃうのがオスグッド病な訳です。
大人だとこの負荷は問題ない事が多いのですが
子供の骨はまだ未完成。脆い側面があります。
特にこの脛骨粗面という部位は骨端核という力学的に脆弱な部分でもある。
こういうのがあるからオスグッド病は子供に多発するんですね。
ってか子供にしか発症例を見たことが無い。
画像で見るとこんな感じ。

簡略ですがね。
大人でもなってる人もいるとはされてますが
そのケースは子供の頃に発症したものが大人になっても残ってる場合しか知らん。
オスグッド病になる人のイメージ
さて、先程は「使いすぎ」が原因だと言いました。
まぁ、確実に1要素ではあります。
では、そのオスグッド病
発症する子に対してどのようなイメージがあります?
オスグッド病なった事ある人や、その親御さん。
コーチなどの指導に関わる方はなんとなく
・柔軟性が低く、筋が硬いから
・体の使い方が悪いから
こういうのに+で「使いすぎ」
という背景で発生しているという風に捉えてる方が多いと思います。
これは私の偏見に近いのもありますが、どう??
えっと、確かにそのケースもあるだろうけど
それだけじゃないで?
と、言いますと?
ほんじゃ、考えてみましょう。
さっきの意見に私がいちゃもんつけますね。
柔軟性が低く、筋が硬いから
「柔軟性が低い」と「筋が硬い」というのは明確に別物です。
柔軟性というのは「筋肉が引っ張られる力に対してどれだけ伸びるか」
筋が硬いというのは「触ったりした時の筋そのものの硬度」
という形なんですよ。
別に伸びないから硬いにはならんのです。
柔軟性ある筋でも硬いなんて結構あるよ?
逆に触った感触は硬いけど、柔軟性あるなんて子いっぱいいます。
これらは違う軸の事象なのに同軸にしがちなんですよね。
まぁ伸びない=硬いという日本語の置き換えな事もありますが。
オスグッド病は大腿四頭筋が脛骨粗面を引っ張るからなる。
と言いました。
だから
「筋が硬いから、柔軟性が無いから引っ張る力が強くなるんだ!」
と言う人もいますが、ほぼ違うと思います。
筋が引っ張る力は筋の大きさに比例するもんです。
硬いからといって増える負荷はほんの少しです。
体の使い方が悪いから
どう悪いの?
大体は
「ぎこちない」
「バタバタしてる」
「動きにスムーズさがない」
言われるのはこのようにフワッとした解釈です。
確かに子供の場合は成長に対して身体をコントロールする能力が伴わない事も多い。
個人差というのは必ず生じます。
ですが、それであれば運動神経がいい子はオスグッド病にならない。
となりません?
ですが、どうですか?
上手いチームの中心選手の子だって、オスグッド病なってるでしょ?
足速い子だって、オスグッド病になってませんか?
何が言いたいの?
なぜ皆、筋にばっか着目するのだ。
問題が起きてるのはどこでした?
脛骨粗面という場所でしたよね?
骨がやられてんですよ????
痛めてるのは”骨”である
そうなんです。
そもそも引っ張ってる組織に目がいきがちで
痛めてる組織そのものに着目してないのがいけないんです。
「子供の骨だから弱いもんなんでしょ?」
その通り。
ですがこう言われたらどうですか?
「弱いとこをさらに弱くする事象がある」
視点を変えましょう。
骨そのものが弱ってる可能性あるんです。
オスグッド病って。
カルシウムって事ですか!?!?!?
うん。早まるな。
まぁ骨は99%カルシウム成分だけども。
明確にはハイドロキシアパタイトだけども。
しかし、その答えはNOだ。
カルシウムは大事だけども。NOだ。
この辺は文字で書くと、なんか間違った解釈されそうだから書かないけど。
骨の土台って何で出来てると思う?
これ、カルシウムじゃないんですよ。
家でイメージするなら、カルシウムは壁なんです。
骨の土台や柱となるものは別物。
この辺を語ると長くなりますが、ま、ヒントだけ。
骨の土台はタンパク質だぞ?
よくあるセルフケアみたいなの
アイシングはオッケー👌
痛みが強い、赤くなってるような時みたいな
組織の損傷による炎症は冷やす一択。
しかし、他のものはほとんどやらんでいい。
特にストレッチ
治りかけの時にやるのはお好きに~ではあるが
痛みキツイ時になんてやらん方が良い。
「だってこの○○ってサイトにはそう書いてました!」
「○○先生がやれって!!!」
ええ。それならそれでいい。
信じたい方を信じよう。
ですが、私がオスグッド病をみた場合、その指示はしない。
だって考えてみてくださいよ。
「炎症」起きてんですよ?
何で起きたかもっかい思い出して。
使いすぎて大腿四頭筋が引っ張って…
ストレッチは筋を引っ張る行為だ。
引っ張る刺激で炎症起きてる組織に更に引っ張る動きて。
泣きっ面にスズメバチですよ。
だから私は指導しない。
やるなら痛みが引いてからだ。
んじゃ、どうしたらいいの?
なんでも無料で教えてもらえると思うなよ!!!
ふんすふんす!!
というのは冗談で。
身体の事って勉強してなきゃ分かりにくいことだらけです。
そこにこうすべき。という結果だけ託したら
・限度が効かない
・そもそも解釈が違う
このような事が起こるんですよね。
こういう対処法はある程度決まってはいますが、個人個人で合わせなきゃ意味ないんです。
陸上競技やってた人に初心者向けの走り方教えてもでしょ?
運動したこと無い人に対して上級者向けの走り方教えてもでしょ?
こういうのって目指す方向は一緒だけど
やる事が微妙に違うのはイメージ出来ますよね?
必要なんですよ。
すり合わせの作業ってのが。
だからみてもない人に迂闊な事は言わんようにしています。
そっちに行けば治るのか!?
治せる!!
と明確にいうと法律違反なので言えない。
そういうもんなんですよ。ここは察してとしか言えない。
まぁ、得意ですよ?
という風に濁させてください。
とりあえず、
オスグッド病なら2週間ください。
あと、最初は必ずお子さんと親御さんは一緒に来てください。
これがお約束♡
最後に
「なんか小難しい事言われて分からん」
「この人、なんか怖いんちゃうん?」
まぁまぁそう言わずに。
こう見えても説明は得意なんですよ?
専門学生の頃なんか「塚本塾」という名目で同級生に勉強教えてたんだ。
そんな私の塾のモットーは「理解する」だ。
要点だけ整理するテスト対策ではなく
「腑に落ちるまで理解する。」という説明を得意としている。
怖い人っぽい?
優しい顔って言われるもん!!!!!!
さぁ、そこのオスグッド病で悩むあなた!!!
優しい顔した説明が丁寧且つ、奥二重な先生に相談してみないか!?
悪いようにしないから、な?
な?

