痛み止め「NSAID’s」のお話
知らない間に指から出血してました。
たまにありません?
こういう「いつやったの?」みたいな怪我。
ただ血が出てるだけなら勝手に止血されるのでどうでもいいんですが
今日は白いズボンを履いていたんですよねぇ…
えぇ、知らん間に血しぶきがズボンに付着してました。
妻に「う◯ち着いてない?」
と指摘されて気づいた。
Oh.Unchi…
さて、この程度の損傷では使わないですが
あまりに痛みが強い場合「あるもの」
を使うことが多いと思います。
そう。痛み止めのおくすり。
今日はそんな痛み止めのお話をします。
痛み止め
いろーんなものがありますよね。
形式の違いで言えば
錠剤のタイプもあるし、湿布もあるし、塗り薬もある。
なんなら麻酔とかも痛み止めの分類に属しますね。
他にも成分や効き方みたいな分類もあります。
この様に痛み止めといってもたっくさんあるので
全部を話すととんでもない教科書みたいな内容になっちゃう。
というわけで本日は皆さんがよく使うであろう
「NSAID’s」というお薬に限定してお話を進めます。
NSAID’s??
「そんなもん知らんぞ?」
えぇ、それもそのはず。
これは特定のお薬を指す言葉じゃなくてグループを指す言葉ですから。
そうですね。
ロキソニンやボルタレンとか聞き馴染みあるんじゃないですか?
後はモーラステープとか。
これらは成分は全く別物なのですが
「NSAID’s」のグループに属すものになります。
どうやって区別してるの?
まぁ難しいところ。
ざっくり言いますと
成分は違えど、似た手段で痛みを止める。
その手段を使うグループがNSAID’sという括りになるわけですね。
どうやって痛みを止める?
さぁ、ちと細かい話になるぞ~
ま、基本的に痛み止めを使う時って
- 痛みが強い
- 継続した痛みがある
といった場面が多いと思います。
瞬間的な痛みならほっときゃ引きますからね。
そんじゃその基本的な痛みの順序ってとこを説明するんですが
まぁ、この辺がややこしい。
後でざっくりとまとめた事を言うから、知りたい人だけ説明は読んでくれたら良いかな?
以下細かい説明
※そんなに読まなくてもいい。
痛みが継続する場合って多くは「組織が損傷」してることが多いです。
すると身体では
「損傷したぞ!!!治せ!!!」
という反応が出る訳です。
その際に痛みを強くする物質が作られるんですよ。
流れを細かく言えば
細胞損傷→リン脂質2重層の崩壊→アラキドン酸の遊離
→シクロオキシゲナーゼ(COX)→プロスタグランジン生成
このような流れを辿ります。
※だいぶ簡略化してます。
この時に出来るプロスタグランジンが痛みを強くするんですよね。
そしてNSAID’sというものはこのシクロオキシゲナーゼ(COX)に作用します。
ここのCOXに作用してプロスタグランジンを作らせないようにする。
どいう流れの一部に作用するんですよね。
ま、要は「痛み増強成分を作らせない」ってのがNSAID’sの作用です。
しかし、、、
これだけ聞くといいんですが、そこを作らせない事である事象が出てくるわけです。
基本的に組織が損傷した場合って
組織損傷→出血+炎症→止血→修復→溶解
ざっくりこの感じなんですよね。
実際は重複して進みますが、分かりやすさ優先でこうしてる。
何が言いたいかって
さきのNSAID’sはこの流れを止めかねない。って事なんです。
つまり通常であればプロスタグランジン等の痛み増強物質が生じる事で
次のステップに進めるものが、停滞させる可能性があるという事。
専門的に言えば一次血栓の遷延が引き起こされる可能性がある訳。
特にアスピリン系のものとか。
ま、分かりやすく言えば
治癒過程に影響を与える可能性がある。
※ものによるとは考えるけどね。
ではどうするか?
個人的に損傷や炎症からの発痛なのであれば発生初期は
アイシングがベストかな?
と考えています。
痛み止めは服用してもいいですが、負傷した時から48時間後からの使用が好ましいかと。
なぜ48時間か?
損傷、出血から一時的な止血を行うまでの時間がそんなもんだからだな。
72時間という文献もあるが、ね。
まぁ、どうしても痛みに耐えられないとか
色んな事情があるので何を優先するかはケースバイケースではありますが。
てか痛み自体がそんなに単純じゃないから今までの例は”一つの例”くらいに思っといてね。
NSAID’sが効かない!!
たまに聞きます。
まぁお薬たるものその人によって効き方が違います。
これはもう体質です。
ただ、痛みとは複雑。
体質云々の前に効かないってのはそもそも炎症由来の痛みじゃないのかもですしね。
この辺は私からは断定した物言いは出来ないっす。
その人と相対して状態を確認して、予測した上で施術は行うだけです。
最後に
ここまで言いましたが、私は柔整師。
接骨院の先生です。
痛み止めを処方する事は出来ませんし、関係ないのですがね。
まぁブログなので思う事書いてみた次第ではあります。
まぁ、痛み止め飲む時も「痛いから飲む」だけじゃなく
なんで痛いのかを考えてみると、ちょっと効果だせそうじゃん?

