押すという行為の怖い点
最近、SNSをみてますと凄い動画を見ることがあります。
「ここだぁ!」みたいな事を言いながら手に握った木の棒?みたいなので
肩や背中をグリグリ…
患者様は絶叫をあげながら、のたうち回ります。
逃がすまいと先生は押さえつけ、グリグリ…。
「痛かったぁ…」
しばらくの阿鼻叫喚の後に安堵の一言。
先生は問いかけます。
「良くなっただろ??」
患者様は身体をうごかし
「あぁ、動く!!!」
みたいな施術動画。
衝撃的すぎてしっかり最後まで見てしまいました。
また私のSNSのオススメがこんなのばっかになっていく。
こういった動画多いですよね。
木の棒でなくとも、超強力マッサージ?みたいな手技の動画
ポキポキ体を鳴らす動画
こういった動画は凄い再生数を誇っていることが多いです。
目に見えて分かりやすいものって面白いですからね。
しかも、そういった動画はたまにセクシーなおねぇさまも映ります。眼福です。
画面越しに私に向けた冷ややかな何かを感じました。
私って霊感あるのかも。
これ以上は怖いので、この辺にしておきます。
というわけで!
本日は『押す』という行為について私なりの意見を載せましょう!
結論!!!
怖い!!!!!
いや、ほんとに怖いんですよね。
我々って施術者であって神様じゃないんですよ。
手から治るビームみたいなの出ないんですよ。
マスク取ったら痛みが引くとか無いんですよ。
基本的に手から繰り出せるモノって
『押す』『引く』『擦る』
まぁ、細かい区分はありますがざっくりとこんな感じです。
ここで細かい動作のツッコミはしないで同業者。
その刺激を、あーでもないこーでもない…
と組み合わせて施術というものを行っています。
その中でも『押す』という刺激は強く、分かりやすいものです。
なんかツボみたいなとこに当たれば効いてる心地よさや感覚がありますからね。
でもそれってほんとに治ってんですか?
確かに治ってることもあるでしょう。
しかし、それが破壊の上に成り立つ緩和だとしたらどうですか?
そのマシになった症状というのは
破壊の上に成り立ってる可能性もある。
と私は考えています。
痛いと感じるほどの刺激。
痛いって身体の危険信号ですよね?
それを無視して押し続けたらどうなるでしょう?
「その痛いの直前で止めるのがミソだ!」
そんな声が同業者から返ってきそうです。
では、こう考えてみてください。
ヒトの身体は数多の細胞で成り立っています。
その細胞、圧に対してどれくらいの耐性があるでしょう?
正確な数値は難しいですが、
点で圧を加えれば、細胞にとってはまあまあな事件です。
そら押しつぶされちゃいます。
壊したらどうなるかって?
俗に言うもみ返しとして出てくるケースもあるでしょう。
押すという刺激。
再生にも携わるが、過剰な刺激量は破壊だと思います。
硬い豚肉を肉叩きで叩いて柔らかくすると何ら変わりないと考えます。
押すという行為。
うまく使えば筋の容積変化を生じさせ血流改善に寄与するでしょうが、容量を超えた刺激は破壊となりかねます。
神聖化するようなものではないと思うんですよね。
まぁ、私も押すという力を使う場面はあります。
ただし、最小限・短時間。
効かせるより壊さないを優先しています。
強い刺激が全部ダメとは言いません。
実際、それで楽になる人もいます。
ただし、それが
・本当に回復しているのか
・一時的に感じなくなっているだけなのか
ここは分けて考えた方がいいと思っています。
正解は1つじゃないのですが
壊して治すよりも、治す環境を作り身体に治ってもらう。
身体に任せて変わる方が摂理として自然じゃないですか?
決して押すだけが治す方法じゃないです。
気になる方は、
一度ご自身の身体で確かめてみてください。
「え、こんなんでいいの?」から始まって
「あれ、動くな…」に変わる感覚。
体験してみると、結構おもしろいですよ。

