椎間板ヘルニア、様子見でいい?
私は方向音痴です。
でも地図とか読むのは得意です。
じゃあ、方向音痴じゃないですやん。
舐めないでいただきたい。
私は方向音痴だ。
でっかい商業施設の駐車場ではどこに車を置いたか分からなくなる。
カギのロックボタンを連打しながら光の反応を頼りにマイカーを探す。
慣れた街でも道を一つ入れば右往左往。
北に向かって進んでると思ったら南に進んでいた事なんて日常茶飯事。
梅田の地下街を歩かせてみろ。
駅ビルに行きたいのに気が付けばグランフロントだ。
安く飲み食いしたいのに私をブルジョアワールドに導くな。
さて、そんな地図の読める方向音痴が繰り出すお題は
「椎間板ヘルニア」です。
大丈夫。身体には詳しい自信がある。
北は分からんけど。
椎間板ヘルニアとは?
人間の身体には背骨(椎骨)が積み木状に重なっています。
しかし、これらは骨。
骨だけだと硬すぎて柔軟な動きが難しいです。
そこで背骨と背骨の間に柔らかめのクッションが配置されてます。
これを椎間板っていいます。
ほんじゃヘルニアとは
ラテン語で「突出・膨らみ」を指す「hernia」という言葉から来てるとされてます。
その名の通り、椎間板というクッションが本来の位置より飛び出たりすることで突出となったりするのです。
これが首の背骨(頚椎)でおこれば「頚椎椎間板ヘルニア」
腰の骨で発生した場合は「腰椎椎間板ヘルニア」となります。
ざっくりまとめると
背骨のクッションが様々な要因で元ある位置より飛び出ちゃう。
というのが椎間板ヘルニアといわれるものに該当します。
症状として
飛び出ること自体が悪さをするケースは少ないと考えています。
それよりも、飛び出たその影響(炎症や神経への刺激)が症状の原因になることが多いかなと。
椎間板ヘルニア自体は珍しい症例ではないです。
恐らくこれを読んでる方の中にも既往歴がある方もおられると思います。
ではどのような症状があるでしょうか?
大体の方が
- ヘルニアの該当部付近の痛み
- 片腕や片脚の痛み、違和感
- 片腕や片脚のシビレ等の神経症状
- 片腕や片脚の運動機能低下
(力が入らない等)
他にもあるでしょうが、大まかにはこんなとこが多いかな?
と思っています。
なんで片方だけ?
椎間板ヘルニアの場合、突出方向や突出度合が後の出現する症状に大きく影響を及ぼすことが多いです。
背骨の構造上、椎間板のすぐ後ろには脊髄があります。
脊髄は人間の中枢です。
ここに何かあったら人間は生命活動が危うくなります。
しかし、ど真ん中の後ろに飛び出る事は稀です。
(その場合は直ぐに手術)
大体の症例が左右どっちかに偏って、斜め後ろ方向に飛び出ます。
中枢ではないのですが、これはこれで厄介。
中枢から枝分かれした神経の根っこみたいなのを圧迫したりすることがあるんですよね。
その片側の根っこ部分を圧迫する例などでは、片側のみの症状が出現したりします。
治し方は?
日常活動や生命活動に支障をきたしている場合等は手術して取り除く場合が多いです。
しかし、重篤な例でなければ様子見する事の方が多いかな?と思います。
メス入れるのも一種のダメージですからね。
しかし手術しない場合はどうするのか。
私の場合は出ている症状で変わります。
一番困っているのがシビレなのであれば、シビレに対しての施術です。
一番困っているのが痛みなのであれば、痛みに対しての施術です。
そんなざっくりなんかい…
ごめん。実際に見てみなきゃ分かんないの( 一一)
まぁ主症状がこれらの症状であれば、施術での緩解を目指せます。
しかし、感覚や運動機能の完全な消失。
「触られてる感覚が分からない」
「力が全く入らない」
こういった症状は僕には対応できない可能性が高いです。
「やってはみてもいいけど、どこまで改善できるかは分からない部分があるよ」
というあたりが私の接骨院の限界です。
ヘルニアは勝手に治る場合もある
「様子見してといわれたが治らないのか!?どうしたらいいんだ!!」
そのような声が聞こえてきました。
安心してください。身体には治癒機能たるものがあります。
椎間板ヘルニアの場合、飛び出たものを細胞が異物と認めて食べてくれたりする場合もあるんですよね。
ただこれも絶対じゃありません。
飛び出る場所や飛び出し方、飛び出し具合などで確率は変ります。
細かく言えば大きく飛び出たりして血流分布が多い組織にまで滲出してる場合などは貪食作用(さっきの細胞が食べる反応)がはたらく事が多いとされています。
同業の方はこれでも読んどいて
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28072796/
期間でいえば半年から1年前後で変化出ることが多いのかな?と考えています。
だから重篤じゃない場合は様子見になったり、期間で症状が引く方も多いのかな?
とか考えています。
とはいえ、その間ずっと何もしないというわけではなく、症状を和らげる対応をしながら経過を見るケースが多いです。
椎間板ヘルニアによる症状で悩んでいる方へ
ここまで読んでいただいた方の中には
- この痛み、様子見でいいのか不安
- シビレがあるけど手術は避けたい
- どこに行けばいいのか分からない
そんな方も多いと思います。
椎間板ヘルニアは、自然に吸収されるケースもあるし、その過程で痛みやシビレが続くこともある。
ちぃとばかし、ややこしい状態です。
「これ、自分は行った方がいいのか?」
正直分かりにくいと思います。
だからこそ「とりあえず聞いてみよう」でいいです。
来たら絶対施術だ!!みたいなことはしません。
・今の状態で何が起きてそうか
・放っておいていいのか
・何をした方がいいのか
その辺りは私なりにちゃんと説明します。
その上で対応可能かどうかもお話します。
迷ってる時間が一番もったいないと思います。
「これ相談していいのか?」くらいでも大丈夫です。
「様子見でいいのか?」と迷ってる時点で、一度聞いてみる価値はあるんじゃないですか?

