5月の休診日は、4日~6日、13日、17日、27日、31日となります。

台風が来る

今年初上陸という訳です。

皆さん備えてますか?

なんでしたっけ?
今回のは6号で「チャンミー」でしたか?

どことなく東南アジアの言葉っぽい。
うま味調味料にも聞こえなくもない。
美味しいものならいいですが、これは自然災害。

恐ろしい限りです。

兎にも角にも、まずは身の安全を優先してくださいね。

さて、昔は台風となると

「学校が休める!!!」

となりテンション爆上げだったのですが、今はそうではなくなりました。

いつか忘れましたが、数年前にとんでもない台風が日本列島を直撃しました。
その台風はとんでもなく強大で強力でした。

その時の私は滋賀の実家にて暮らしていました。
田舎のお家のため木造の築50年を超える我が家。

そこへ襲いかかるスーパーな台風。

本当に飛んでいくんじゃないの?
見たことない煤が天井から落ちてきますが?
聞いたことな軋む音しますけど!?
あ、壁がパタパタしてる。
おいおい!揺れが止まんねぇぞ!!!
爆発音しなかった!?

家が…潰れちゃう!!!

と、暴風におびえていた事を思い出します。

なんとか耐え凌いでくれましたが、あれはかなり怖かった。

次同じの来たらもうだめかもしれない。

そう思えるほどの台風でした。

それ以来、台風というものが畏怖の対象となりました。

しかし、思い出すとなにより辛かった事。
それは梅雨の蒸し暑い日だったのに停電したことですね。

台風だから外出はしないのですが、窓も開けれない。
でも湿度は高い。気温も高い。

暑い。熱い!!!

でも、停電してるから冷房がつけれない。

自然の猛威を前に人間が為す術はありません。

諦めの境地に立たされた我々。
最小限の活動で発熱しないようにと、父親とリビングで大の字で寝転んではただ時が過ぎるのを待っていました。

しかし、我々の脳内に思考の稲光が走る。

『『冷蔵庫やばくね!?!?!?』』

そうだ。この蒸し暑い日の冷蔵庫。
電力の供給がなければ、そんなもの温蔵庫だ。
ビックリ腐敗ボックスだ!!!!

我々は冷蔵庫にあるものを物色し始める。

数々の食材があった。

______終わった。

家には父親と私の二人。

腐敗ボックスから取り出したそれは二人では食べ切れるはずのない量。

どうしようか…。

脳内に言葉が浮かぶ。

食べきれないなら、食べきれるまで人を増やせばいじゃないか!!!

阿呆のマリー・アントワネットの爆誕である。

三人寄ればなんとやら。
二人じゃ足りないバカのそれ。

バカ親子は動く。

食材を抱えお隣さん宅に突撃する。

はた迷惑な親子だ。
本来こんなことしてる時点で門前払いをされてもおかしくない。
しかしここは田舎。
お隣さんは快く受け入れてくださった。

食材抱えてドカドカ侵入。
気づけば、四方山話。

「ガスは使えるわ~」

知らずの間にお隣さんのお母様がチェックしてる。
いや。怖い事するやん?
爆発したらどないすんの?
押しかけといてなんだけどさ。

しかし、そこからは凄いのなんの。

両家の食材が、あれよあれよと美味しそうな料理に変わるではないか。

「うめぇ、うめぇ!!!」
「これ何!?冷製ポタージュ!?」
「うめぇうめぇ!!」
グルメ番組なら叱責されるレベルの語彙で褒めちぎりながら料理を貪る我が家陣営。

遠慮しろよ。
勝手に押しかけて飯食らって。
やってることが山賊じゃねぇか。

「そーいや、ワインあったなぁ」

お隣さんのお父様がゴソゴソと部屋の奥から取り出す。
見るからに高そうな赤ワイン。
おいおい。そんな施されちゃ俺達も黙っちゃいない。
受けた恩は返すのが漢よ。

「うちの冷凍庫にごっつええ肉あるわ!」

私は自宅に冷凍されてる近江牛を思い出す。
台風?なんか来とったなそんなの。

私は暴風の中、自宅に帰る。走る。走れ俺。
髪があらぬ方向へ飛ばされようが構うものか。

走れメロスの心情がわかったかもしれない。そんなはずはない。

自宅に戻るやいなや、冷凍庫に眠る肉と適当な日本酒、スキレットを抱えお隣さん宅に戻る。

台風?あぁ、風きつかったな。そういや。

肩で息をしながら私は肉を焼く。
ステーキ屋のキッチンでバイトをしていた経験もあり、トング一本あれば肉の焼き加減が分かるという微妙に誇れる特技を活かし、肉を焼く。
お隣さん怒っていい。

焼けた肉。ワインを開ける。
電気がつかないため、机には仏壇用のろうそくが明かりを灯している。
机に並べられた料理とワイン。ろうそく。

中世ヨーロッパの儀式?

若干怪しげな雰囲気ではあるが、食材に罪は無い。

いただきます。

そこからの我々は止まらない

食って、飲んで、また食って。
気づけば、酒の種類まで増えていた。
なんなら自宅にビールを取りに走ってた。

知らぬ間に4人でワイン3本、日本酒2升、缶ビールを何本もと消費していた。

もう皆グロッキーであった。

揺れているのは家か。はたまた私の視界か。
この音は風の音?いや、心の臓が脈打つ音か??

もう何も分からないまま、我々は地べたで寝ていた。

気がつけば台風は去っていた。

色んなもの吹き飛ばすくせに、頭痛はしっかり置いていきやがった。


台風、ほんとに気をつけてくださいね。

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