石灰沈着腱板炎をちょー詳細に
いつもチャリ通勤をしているのですが、雨の日は電車でガタゴトと出勤します。
ほんの一駅なんですけどね。
なんなら駅間も近いので歩けなくも無い距離なのですが、朝は限界まで寝ていたいタイプ。
朝に弱いんです。
なので昨今の朝活ブームには乗り切れずにいる。
何が朝活だ。
暁を覚えない睡眠こそ至高だろうが。
朝眠だよアサミン。響き可愛いじゃないか。
高校時代、学年のアイドルだった同級生の子とあだ名が同じでなじみ深いな。
なじみ深いっていっても、そんなべらぼうに仲良かったわけでは無いですが。
クラスも一緒になったことないし。
でも、話せる関係ではあったはず。
だけど、話すたびに可愛すぎて「おっふ」ってなってました。
何話したか?んなこと覚えてるわけない。
頭の中は「可愛いなぁ~」でいっぱいなんだから。
たしかいい匂いもしてました。たぶん、絶対。
…なんだ?
男子高校生なんてこんなもんだぞ。健全健全。
体育会系出身のバカ男子の頭をちらつかせたという事で今日はですね
「石灰沈着性腱板炎」
について話そうと思います。
なんでこの話題か。
体育の時、白線引くのに使ってた粉、分かります?
カートでコロコロして線引くあれ。
石灰とか、ラインパウダーとかいうやつですね。
アレに似た成分が身体に溜まって肩の痛みになる事があるんです。
それでは本編をどうぞ!
石灰沈着性腱板炎
ざっくりなんだこれ?という説明からいきましょう。
肩にリン酸カルシウムという組織が溜まって痛みを引き起こすとされる疾患です。
40~50代の女性に多いとされますが、普通に男性も出現しますね。
特長としては
「突然の強い痛み」「寝れないくらいの痛み」
こんな感じの「キツイ痛み」がもっともな特徴です。
大体の他の肩の疾患は「動きで痛い」が多いですからね。
なんで起こるの?
大体は「明確な理由は不明」とされています。
そんなはずはないと思うのだが、未だにこういわれてる。
しかし、理由はわかりません!!!
とかそんな事書いてもおもろないですからね。
予測したりましょう。
※こっから先は細かい話が好きな人だけ読んでね。
主成分を覗こう
先程は体育の時に使った白線の成分に似てると言いました。
体育の時に使うのは恐らく炭酸カルシウム(CaCO₃)ですな。
ですが今回溜まってるのはリン酸カルシウム(Ca₃(PO₄)₂)である。
もっと細かく言えばハイドロキシアパタイト(Ca₁₀(PO₄)₆(OH)₂)だ。
ハイドロキシアパタイトとか言われてもピンとこないと思うので、
今回はリン酸カルシウムと表記するよ。
まぁ、体育の石灰とは違う物質という訳です。
体内におけるリン酸カルシウムの存在場所は99%が骨である。
と、なると骨から滲出した…?と考えがちだがそこは否定できる。
だって骨から滲出したってそれ別疾患だしな。
骨削ってる訳だし。その場合肩に限局しねぇだろう。
となると残りの1%の問題となる事になる。
細胞や筋とかの組織の中に含まれているだろうな。
それが何かしらの要因で滲出したと考える。
なぜ滲出する?
まぁ細かすぎる話をダラダラしても仕方ないしなァ…
この辺が気になる人(たぶん同業者)は私に直接コンタクトを!!
どっぷり語り合いましょう。
hypoxiaが要因だろうな。とだけ私見を述べとく。
ま、こまけぇ事は置いといて。
論文覗いたり、成分特徴見たり、体内の代謝サイクル等を鑑みると…
体内でリン酸カルシウムの滲出は多発してるはず。
「え!?」と思うかもしれないが安心してくれ。
基本的に問題なければ滲出しても吸収されておしまいなんだ。
吸収される環境が整っていれば、、、ね。
吸収されない環境が整えば話は別。
リン酸カルシウムは代謝されずに溜まっていくのである。
しかし、ただ溜まるだけでは痛みになるケースはあるが、そこまで多くない。
でも、それらが溜まりすぎて腱板から飛び出ていき、滑液包という組織に向かうと…
ドッカーーーーン!
べらぼうな痛みになる訳です。
よーわからん
まぁそらそうね。
というわけで、イメージをしてもらいましょう。
はい。バルーンアートの風船をイメージしましょう。
プードルとか作るあれです。
それを膨らませた状態にします。
そしたら膨らんだバルーンの口からビー玉を入れたとします。
このビー玉がリン酸カルシウムだと思ってね。
ビー玉(リン酸カルシウム)が入って大変!
となるのですが、体内ではそういったものは血流というお掃除係が解決します。
ビー玉を取り除いてくれるわけです。
ですが、血流が何かしらの要因で下がってれば…?
ビー玉は蓄積するわけです。
そして溜まったビー玉はボコボコっとバルーンの形を変える瞬間が来ます。
まぁ、場合によっては突き破るでしょうね。
その瞬間が、石灰沈着性腱板炎の「急な痛み」の出現タイミングでしょう。
どうやって治すの!?
お医者様はリン酸カルシウムを注射でチューッと抜いちゃうことが多いです。
出たもの抜こうです。
ケースバイケースですが、ほとんどはこれで軽快される方が多い印象。
まぁ、保存療法(手術せずに治す事)のケースになる事も多いです。
しかし、我々は注射はうてません。
保存療法一択ですね。
別の院では「対外衝撃波」というものを使ってリン酸カルシウムを散らす手法を取る事もあります。
しかし、うちにはないです。
たっかいの。その機械。(‘ω’)
なので当院で石灰沈着性腱板炎が疑われた場合、早いこと病院の紹介をします。
そっちのが早く治る可能性高いですしね。
ほなお前なんもできんやんけ!!
その通り。何にだって限界はありますよ。
しかし、これはなってしまったら。の話。
さっき言いましたね?
「リン酸カルシウムが滲出しようとも、吸収される環境が整っていれば問題はない」
その環境が壊れたら、起こりうるよね?
って事です。
環境を整えてやりゃいいんですよ。
なる前にある程度防げると思うんですよね。
おいおいどういう事!?
これ以上は、もう長すぎるのでこの辺にしましょう。笑
とはいえ、ひとつだけ大事なことを。
石灰沈着性腱板炎はいきなりなる感じのように見えますが
恐らくその前段階があることがあるはず。
・左右どちらかだけ肩や首が動かしにくい
・可動域に明らかな差がある
・張り感や疲労感が抜けにくい
このあたりが「コリ」とか「疲れ」で片付けられがちですが
吸収できる環境が崩れ始めているサインの可能性もあります。
ビビらす訳じゃないんですけどね。
ま、早い段階でアプローチしてれば、そもそも石灰が溜まりにくくなる。
少なくとも「ドッカーン!」は避けられる可能性が高いと思うんですよねぇ。。。
まぁ何事にも絶対は絶対ないので、言い切りはしません。
ですが、なってしまった場合は病院での処置が最短な事が多いかもです。
当院でも迷わずご紹介します。
ただし、「なる前」とか「なりかけ」の段階なら話は別。
「これくらいで行っていいのかな?」と思うくらいでちょうどいいです。
むしろ、そのタイミングの方がこちらとしては助かります。笑
気になる違和感がある方は、お気軽にご相談ください。
どういう状態なのか、何が起きているのか。
その場でしっかり説明します。
たぶんこのブログの事聞かれたら1時間くらい話してますけどね。笑
その覚悟がある人は煎茶持参ね。正座してもらうよ。

