骨折とヒビの違い
最近患者様と話してる時になぜかわかりませんが、尾てい骨が折れた時の話をすることが多い。
実は私も折った事あります。尾てい骨。
俗にいう「ヒビ」ですけどね。
まぁ、こっれが痛いのなんの。
思い出すだけでお尻がムズムズする。
なんで痛めたかというと
当時柔道してた時に
変な投げられ方+変な受け身
この相乗でドッスーン!尻もちいったんですよね。
ビックリしました。痛すぎて
校門破裂した?う〇ちでてない?
柔道着に鮮血ぶちまけてない!?
ってなりました。
幸いド派手に折れてなかったので、なんとかなりましたが。
尊厳を失う事は無かったです。
尊厳?何言ってる?
ってなるでしょう?
尾てい骨って折れただけなら特に問題なく治るんですが
折れた先が運悪く直腸にぶっ刺さる時があるんですよ。
刺さった場合はすぐ手術です。
しかし、折れ方によってはまだ刺さってないけど、リスクあるよな…
その場合に整復するんですよね。
この方法が尊厳を破壊する。
どうするでしょうか?
肛門から指を入れて折れた骨を持って「グイッ」ってするんですよね…
恐怖。
想像するだけでさぶいぼ案件。
まぁ私も実際にやったことは無いです。
私の先生の師匠とか、その辺のむっかーしの先生が1件やったことあるかどうかレベルの内容。
だとしても、怖すぎる。
私なら迷わず病院送りそう。
だって整復したとして、固定方法が想像つかないしな。
気分悪くしたらすみません。
けど、実際にあった(大昔に)事例なので話させていただきました。
まぁそうですね。
今日は結構皆が勘違いしてる
「骨折」と「ヒビ」の話をしましょう
骨折とヒビの違い
どちらも骨折や。
そうなんです。
「骨折」という大枠に「折れ方の種類」という区分があるんです。
ヒビってその中の1種なんですよね。
正確には「不全骨折」とか言ったりします。
イメージつきにくいかな。
ケンタッキーでお肉買ってきてください。
骨だけ残して貪り尽くしたとしましょう。
その骨を折ってみてください。
ポッキー!と真っ二つに折れたら、骨は二つになりますね?
その状態を「完全骨折」
たまに粘ってミシミシ…というだけの骨ありますよね?
曲がりはしたけど、真っ二つまでならんかった骨。
その状態が「不全骨折」です。
ま、骨が繋がってるかどうか?
というのがざっくりとした大別ですね。
もっと細かく分けたりしますが、そんなものこちら側のお話なので良いでしょう。
ヒビが入る状態って、一部分だけだったりします。
つまり骨は完全には断たれていない。
だからヒビは「不全骨折」に分類される骨折となる訳です。
舐めちゃだめよ
「ヒビなら大丈夫やろ!!!」
「明日練習しますね!!!」
みたいに言う方も稀におられます。
コンタクトスポーツや審美系スポーツをされている方にその傾向が強い気がする…。
この辺りはもっと大きな怪我が多発する世界ですからね。
ヒビって言われたら鼻で笑う怪我になるのでしょう…。
後は学生ですかね。
休む=ダメ
みたいな価値観を持ってる子は結構多くいるイメージ。
私からすれば総じて「待て待て」なのですが
これはその競技や環境における価値観の違いや考え方の違いで生じると思います。
患「明日練習するんだ!!」
VS
先生「休まなきゃ治らんだろ!!」
こういう言い合いは接骨院を経験していればよく起こる事案。笑
この記事を書いてるのは先生側なので、勝手にこちらの意見を落としますね。
「何か」が起こるかもしれない
基本的に骨折の場合って治すために「固定」するんですよね。
例外もありますが、ほとんどは固定します。
では固定をしない状態とはどうなのか。
今回はヒビっていう観点から見ましょう。
身近なもので行きましょう。
スマホにガラスフィルムとか張りますよね?
ヒビが入るってのは落とした時に一本の線が端っこに出来た状態だと思ってください。
ではそれをそのまま放置して、もっかい不意に落としたとしましょう。
「やっば!今度こそやってもうた!!」となりますよね。
ではこの時「ヒビが入ってる場合と入ってない場合」
どちらがよりガラスフィルムは損傷しやすい?
直感的に分かりますよね。
こういう話なんですよね。
ま、こんなのシュレディンガーの猫みたいなもんなのですが。
運が良ければ大丈夫、悪ければアウトって話です。確率。
可能性があるって話
ヒビがある時点で我々からすると骨折なんですよね。
そこで無理しようもんなら
・もしかするともっと大きな骨折になるかも
・もしかすると治らなくなるケースになるかも
・もしかすると痛みが残り続けるかも
・もしかすると成長しなくなるかも
みたいな「かもしれない」というリスクが次々に浮かび上がってくるわけです。
裏を返せば固定や処置をせずとも治るかもしれない。という考え方も出来ますが
治す側がそんな楽観的なのダメでしょ。
こういうのは知れば知る程怖いもんです。
だって「起こりうるかもしれない」可能性が山ほど出てくるんですよ?
だから怖い。私はリスクは徹底的に回避しなけりゃならんと考えるタイプ。
このリスク回避にも知識量と危機察知が問われる。
医療知識って不思議です。
知れば知る程、知識欲は満たされるが、次の疑問が出てくる。
そして最後には「ん-、わかんないけど多分こうだよねー」ってなります。
そして「その考え方もあるよねー」みたいなフワッとした受け答えになる。笑
話が逸れました。
ま、可能性がある時点で悪化させたくない!!ってなるんです。
いう事聞け!!!
とまでは言いません。
そういう先生もおられるでしょうが。
むしろその先生は優しいのかもしれない。
私はそこまで言い切ると、胃がキリキリしちゃうので。
しかし、こういうのは患者様に選ぶ権利があると思ってます。
なので淡々とリスクを話して選択を委ねます。
固定したくないかぁ。
治るまでに時間かかるぞ~。
ほんで○○や○○のリスク上がるぞ?
そこでまた○○しちゃうかもよ?
それでも、ええんやな?
その先のどうこうまでは責任持たれへんで?
あらヤダ。
文字にすると凄く嫌味ったらしいわね。
小姑になろうかな。
まぁこんな感じだと思います。
それでもどうするかは…
あなた次第。
私は治るための最善の選択肢は提案します。
しかし、受け取るかどうかは他ならぬ貴方なのです。
試合がある。
大会が近い。
どうしても休めない。
その様な事情も分かりますよ。そこは相談乗ります。
色んなもん天秤かけて悩みましょうよ。
一緒に悩むくらいはできますから。
ただ、その上で一つだけ。
「知らずに無理する」のだけは、やめとこう。
今、自分の身体がどういう状態なのか。
それを知った上で選ぶのと、何も知らずに突っ込む
結果が変わるかもしれないっしょ?
そういう事。

