ゾンビタバコについて知ってみよう
遅ればせながらオールスターゲームを観ました。
エンタメ全開で面白かったですね。
個人的には光成と栗原のポンコツバッテリーがMVP
失恋した万波も口から生まれたサウスポー大野も面白かったですが
ポンコツバッテリーとして美しすぎた二人に個人的な軍配を差し上げたい。
「真剣勝負が見たいんや!!」
という方が一定数おられるのも分かりますが
個人的にはオールスターゲームはエンタメ全振りというのは良いと思います。
スポーツもエンタメですからね。
祭典ぐらいは悪ふざけ全開でバカ騒ぎして楽しませるのも一興だと考えます。
さて、そんな祭典終わりに例のニュースが飛び込んできました。
えぇ「ゾンビタバコ」の件ですね。
あんま詳しく言うのもアレですが、突っ込もう。
そぉら。皆の嫌いな化学の時間だ。
私も少し調べながらにはなりますが、ちと話してみようか。
ゾンビタバコ??
成分としては「エトミデート」というものになります。
エチル=1-(1-フェニルエチル)-1H-イミダゾール-5-カルボキシラートとか言いますね。
わっけ分らんでしょ?
でもこれってある程度ルールを理解できればすげぇ分かりやすい。
薬の名前は暗号みたいですが、実は国際ルールにのっとって
「どんな形をしているか」を表しているだけです。
そうだな。一応やってみるか
理解度とか全部ぶん投げて説明してみよう。
※以下別に読まなくともいい文章
ざっくりこの構図で感じる事は
『イミダゾール環+置換基+エステル』
という構造である事だな。
イミダゾールは五員環で1位と3位が窒素な訳だ。
その左に1Hという事は窒素に水素が付く。プロトンだな。
右側には5-カルボキシラート。
5位にはカルボキシ基由来のエステルが付いている。
エチルが付くことで「-COOCH₂CH₃」というエステル構造になるわけだ。
1-(1-フェニルエチル) って事は
イミダゾールの1位の窒素にベンゼン(C₆H₅-)+CH(CH₃)-という事だ。
こういう事ね。
うん。理解を優先しないとこうなるよね。
お口ポカーン( ゚д゚)ですわな。
まぁとにもかくにも、お薬です。
世界的には全身麻酔で使われる薬。
これでいいですね!
どんなお薬?
全身麻酔薬ですね。
日本では他の麻酔薬があるので承認が遅れていますが
海外ではふっつーに使われてるお薬です。
特徴としては
- 少量で強い鎮静効果がある
- 血圧への影響が少ない
事ですね。
このブログを覗く同業者向けに話をするのであれば
エトミデートはGABAA受容体に作用する。
GABAA受容体 はCl⁻濃度によって作用するチャネルである。
つまるとこ過分極の増強やね。
って事だからチャネル活動が促進される=脱分極の抑制となる。
ま、神経が作用しにくくなるって事や。
だから中枢神経系が興奮しない状況を作れる。
結果意識が混濁出来る=全身麻酔という形になる訳だ。
他の麻酔薬だと心筋や交感神経にも作用するからね。
Caチャネルの影響が少ない。
だから血圧に影響が出にくい。
そうです。
ここまで書いてれば分かると思いますが
エトミデート単体が悪い訳ではありません。
日本では医療目的以外での使用が規制されていますが、もともとは医療現場で使われる薬。
正しく使えばいいモノを悪いように使うからダメなんですよ。
当たり前の様で意外と理解できてないとこだったり。
なんでゾンビタバコって言うの?
さっきは中枢神経系に作用して意識が混濁すると言いました。
そして運動能力も低下します。
つまりはね。
フラフラしながら何にも反応しないゾンビみたいな状態になるんですよ。
だからゾンビタバコとかいう。
怖すぎるだろ。
ゾンビタバコはどう作る?
このエトミデート。実際は個体です。
タバコって事はどうにかしてその個体を気体に同化してるという訳ですが。
そんなの書きません。
いや、だって書いたらダメっしょそんなの。
まぁ、ある程度予測はつく。
とだけは言いますがね。
手を出すつもりもありませんし、誰に言う訳でもありませんが。
手を出すな
当たり前のことですけどね。
「ちょっと試してみたい」程度の好奇心で手を出すものではありません。
どーせそんなもの進めてくる人間なんぞ
つまんねぇ見栄とお金に踊らされた人間。
いう事なんぞ聞かないのが吉です。
その先にあるのは破滅だ。

