お酒
久々に駅ビルに飲みに行きました。
月曜なのに。
いやぁ、週初めからお酒って背徳感がムクムクですね。
お酒そんな強くないんで、量は飲めないけど。
缶ビール350ml一本で顔真っ赤になるんですよ。
祖父と父は浴びるほど飲めるタチなのに。
飲めば飲むほど真っ青になるタイプなのに。
母方の遺伝子なんでしょうかね?
飲める体質にあこがれてる時期もありました。
まぁ、お財布に優しい体質という事で今は割り切れてます。
気軽にいい気分になれる。
しかし、このお酒に弱い体質。
今思えば昔から片鱗はありました。
あれは、、、中学生の時だろうか。
私の出身はド田舎です。比叡山の麓なのでね。
山と棚田に囲まれたド田舎です。
そんなド田舎にも、祭りってのがあります。
ド田舎だからと侮る事なかれ。結構凄いんやで?
町内の人たちが総出で祭りを盛り上げてます。
大人だけでなく子供もしっかり役割を与えられて祭りに参加します。
小さな村ですが、なかなかド派手です。
しかし、そんな祭り。
ある一定数の悪い大人が出てきます。
そう。子供に酒を飲ませようとする大人たちである。
祭りの日はもうフリードリンクの様にお酒が振舞われます。
大人たちはそれを水分補給の様にグビグビ飲むのです。
「子供にはジュースとかあるんでしょ」
ある訳ないだろ。
今は知りませんが、平成だぞ?
しかもド田舎ぞ???
そんな気の利いたコンプラ意識高い人なんぞいる訳ない。
なんなら警察の服着た兄ちゃんまで私に酒を注ごうとしてくる。
それでいいのかポリ公。
いいのだろう。祭りの日は治外法権なのであろう。
我々が子供の唯一の水分補給は、神輿担いでる人を冷やすためにぶちまけられる水道水である。
鯉のように口パクパクさせ、かけられた水飛沫を摂取してくしかないんですよ。
汗で蒸されたおっさん達でワンバンした水だろうが、なりふり構わんのである。
ギリギリで耐え、枯れてく身体を感じながら役割を終えるまで耐え忍ぶ他ないのである。
そうやって耐えてると神輿を一度運び終えたおっさん達が
わらわらとこちらにやってくるんですよね。
「おーい、ボウズ。喉乾いたやろぉ~。水いるか~?」
そなたが救世主か。
どこのおっさんか知らんけどありがとう。
私は紙コップに注がれた水を身体に一気に流し込む。
…
「焼酎じゃねぇか。」
こいつやりやがった。とんだ詐欺師だ。
くっそ。喉乾きすぎて一気に飲んじまった。
なにが「いい飲みっぷりだねぇw」だよ。
美味しくねぇ。なんだこれ。
うわもう頭痛くなってきた。
あぁ、俺次なにするんだっけ。頭いてぇ。
あぁぁぁ…
と、そんな感じに苦い祭りの記憶がある。
今思うと、この時から私は酒に弱い人生が確定したんだろうと思ってる。
こう思い出すと、あれだな。
これも思い出なのかな。
あのおっさんはある意味私に人生を教えてくれた存在なのかもしれない。
そうか、あれが教育なのだろうか。身をもって経験を積ませる。
失敗から学ぶ。いつだって世の常である。
それであれば、私が抱く感情は感謝であるべきなのだろうか。
ふむ。であれば私がおっさんに言うべきことは「ありがとう」なのだろうか。
…。
うん、普通に許さんぞ?
なんだよ。スムーズに騙しやがって。
手口が鮮やかすぎて疑う余地もねぇわ。
ホント誰だよあのおっさん。
子供の無垢な心を弄びやがって。
その経験もあり、焼酎は未だに苦手。
だってよォ…
匂いがあの時を思い出させるんだァ…
あの時の”味”をよォ…
酒を飲ますおっさん、許すまじ。

