6月の休診日は、3日、10日、14日、17日、21日、24日、30日となります。

湿布のお話

湿布のお話

なんにでも神様を作ります。

お?急にスピった?
いいえ。そういう訳ではございません。

やらなきゃいけない理由を作らなきゃ、動かないんです。私。

30年ほど自分と付き合ってきて分かりました。
私は放っておくとサボる人間です。

私生活はいいですが(いいのか?)
仕事にそれはマズイ。

だから、やらなきゃならない理由を作ります。

そこで私は神様を作りました。

トイレの神様は、いる。
女神様がいるでしょう。
毎日掃除してればきっといいことあるかもしれないですし。

看板の神様もいます。
毎日掃除してれば、人を呼んでくれるかもしれません。

このように神様をいっぱい作って己を奮い立たせます。

日本がアニミズムでよかったと思います。

皆さんもよかったらぜひこの思想を試してみてください。

役に立った方は感謝のお布施もお待ちしています。
世の中って現金なもんですから。

さて、変な事言ってないで本題に移りたいですね。

今日は何にしようかな。
相談の多い事…

あ、「湿布」についてお話ししましょうか

湿布

世には色んな湿布があります。

有名なとこでいけば

  • モーラステープ
  • 冷湿布
  • 温湿布

こんなとこかな?
細かい区分分けはあるでしょうが。

まぁ痛み止めの成分が入ってるものが多いです。
NSAIDsといわれるものですね。
代表例で行けばボルタレンとかロキソニンとかです。

簡潔にこの成分の仕事としては、痛みの成分を作らないようにするんですよね。

細かく言えばプロスタグランジンです。
細胞膜より何らかのストレスで遊離したアラキドン酸がアラキドン酸カスケードでプロスタグランジンという物質に生成されます。
そこの手伝いをするCOX2という酵素を働かせなくすることで痛みや炎症を抑えるんですよね。

えぇ、この部分は同業者向けの内容です。
意外と同業者がこのブログを覗いてるのを私は知っている。
(つまり読まなくてもOKという事)

まぁ、分かりやすく痛みの物質を作らせないってのがこのNSAIDsというものになります。

モーラステープとかは基本これが多いですかね?

冷湿布と温湿布の違い

冷湿布=冷やす
温湿布=温める

このような認識の方が多いですが、これは違います。

感じ方が違うだけです。これら。

あったかく感じるか、冷たく感じるか。ですね。
温湿布はトウガラシの成分だったりそれに似た成分が含まれてます。

トウガラシ皮膚に塗ったらどうなるでしょう?
なんか「カッカ」しそうじゃないです?
それをうまいこと調性して「皮膚が温かく感じてる」だけです。
決して温めてる訳じゃない。

対して冷感はどうでしょう。
大体はメントールとかカンフルとかその辺でしょう。

イメージはハッカ油みたいな感じです。
塗ったらスースーするでしょ?
あれも皮膚が「冷たく感じてる」だけで冷やしてる訳じゃないんですよね。

温度のコントロールは一切ないです。

だから大事なのは薬用成分がどう作用してるか?
という事になります。

ならなんで効くの?

薬用成分です。

皮膚の感じ方に関わる成分以外にも湿布薬には何らかの薬用成分が含まれてます。

さっきでいうNSAIDsとかそれね。
炎症抑えたり、痛み成分作らせなかったりといった具合にです。

それが痛みを止めたり炎症抑えたりで効果出すんですよね。
決してアイシングとか温熱とかじゃない。

面白い湿布

これは余談ですが、世の中には面白い湿布があります。

泥湿布とか聞いたことありますか?

昔ながらの接骨院とかだと、処方してたりしますね。

これが何かっていうと、手作り湿布です。

泥にサルチル酸メチルとかカンフル入れてコネコネして油紙に塗って…
患部にピタッと貼り付けるんですよね。

痛み止めの成分はないですが、冷やすという点においては理想の湿布です。
急なケガとかには抜群の効果出してくれます。

なんなら昔、私も研修時代に作ってました。

ただ、この泥がかとうてかとうて…
粘土みたいな硬さあるんですよ。この泥。
(何使うかで変わるけど)
寸胴みたいなバケツに泡立て器を突っ込んでぐりぐり混ぜるんですが、
硬すぎるせいで何本もの泡だて器が根元からぽっきりと犠牲になりましたw

んで、どれが良いの?

おそらく読者はこう思っているはず。

どれが良いの?

えっと、こう言うのは何ですが…

何を求めてるかで変わる。

とりあえず痛みだけを何とかしたい!ならNSAIDs系です。
しかしNSAIDs系は成分と体内の代謝を鑑みると
痛みは抑えるが、治りを早めるものではないです。
何ならちょっと遅らせる可能性もある。

なので早く治したい!
が優先される場合は「うーん、どうかな」ってのが所感。

他にも外でお仕事がある等の日光にさらされる場面がある方は湿布は厳禁です。

ビビるくらい腫れる可能性あります。
一回見たことありますが、ホンマにボッコーーーン腫れます。

湿布効かないんだけど!?

「湿布 効かない」
「湿布 治らない」

Googleの検索でこのように検索されてました。可哀そうに。

しかし実際に私にも同様の意見が届くことがあります。

これにお答えするなら

「炎症による痛みじゃないんじゃない?」

ですね。

痛みって不思議です。脳の学習で変わるもんなんですよ。

良ければぜひ

耐性とかの観点もあるけど。
その辺はややこしいので投げ飛ばしときます。

まぁ、炎症以外に痛みを及ぼしてる何かがいるはずです。
血流なり、神経なり、組織の中の事象であったり。ですね。

その辺の細かい部分は実際に顔を合わせて説明したほうが良いでしょう。
ってか、みてみないと予測でしか話せない。

なんでもかんでも炎症じゃないんですよ。意外と。

効かないなら湿布を変える。
じゃなくて、一回聞いてみるってのも一つかと。

最後に

湿布でどうにかなる痛みなのか?
そもそも湿布で対応するべき状態なのか?

見誤ると、長引くぜ。

だからこそ「なぜその痛みが出ているのか?」をしっかり見なきゃいけません。

身体には治癒能力があります。
しかし、それは治るための環境が出来ていなければ上手く機能しません。

湿布で様子を見るべきなのか、はたまた他の対応が必要か。
迷っている方は一度ご相談ください。

湿布の神に頼るのもいいですが、身体に詳しい私に頼るのもありですよ。

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